某大手ハウスメーカーの中古戸建を購入するに至った経緯②
はじめまして
初めまして、The Motive Sphere主宰のMです。
3人の子育てをしながら、QOL(生活の質)を高める暮らしを目指しています。今回は、中古戸建ての購入を検討している方が、「後悔しない物件」を確実に見つけるための実践的な行動と戦略をお伝えします。
多くの人がウェブサイトで検索するだけで終わってしまいますが、本当に良い物件は「情報の鮮度」と「決断の速さ」で決まります。「物件情報サイト」を見た後に、何をすべきか、具体的な好機(チャンス)を引き寄せるコツをご紹介します。
【情報鮮度】ウェブサイト閲覧後に「動く」べき理由
良い物件は「掲載前に消える」という現実
多くの買い手は、サイトに掲載された物件情報を見てから内見を申し込みます。しかし、本当に良い物件は、掲載される前に決まってしまうのが中古戸建ての現実です。
私の実体験として、条件の良いエリアの戸建ては、内見1組目で決まることが頻繁にありました。そのため、「後でゆっくり考えよう」という姿勢では、良い物件との出会いを逃してしまいます。
ウェブサイトで「いいな」と思ったら、内見後(数組見学後)は、その日のうちに買いますと言う即断力が必要になります。
私も今の物件を購入するまでに数件、いいなと思うものがありましたが、どちらも内見の日に買います宣言しなければならず、泣く泣くあきらめたことがあります。(後日談ですが、実際に、どちらの物件もその日のうちに購入者が決まったそうです)
【最重要戦略】信頼できる仲介業者と「好機」を引き寄せる
優先順位を明確にし、「最新情報」をもらう関係を築く
中古物件探しは、「物件が市場に出た瞬間にライバルがいないこと」が成功の鍵です。そのためには、一番に連絡をもらえる関係を仲介業者と築く準備が必要です。
「予算、エリア、間取り」など、妥協できない条件を明確に伝えることで、仲介業者はあなたのためのアンテナを高く張り、最新情報を優先的に回してくれるようになります。
私たちも、何度か同じ担当者と内見に行き、我々を知ってもらったうえで、数か月後、突然の電話で現在の物件に巡り合いました。
安心感の高い仲介会社と交渉に強い担当者を選ぶ
仲介会社選びは、価格交渉や購入後の安心感に直結します。
私の経験では、特定の大手仲介会社は、「中古の場合必ずホームインスペクションを勝手にしてくれる」「購入後の瑕疵サポートがある」など、買い手への安心感が高い傾向がありました。また、物件価格が妥当だと感じる物件を多く紹介してくれる担当者は、結果的に交渉がスムーズに進むことが多いです。
要注意!「専任媒介」物件の見極め方
⚠️ 【注釈:専任媒介とは】 不動産の売却を依頼する売主様が、仲介会社一社のみに売却活動を任せる契約形態のことです。この場合、その会社が独占的に物件を扱います。
仲介会社が独占的に物件を扱う形態(専任媒介)の場合、私の実体験では、「強気な価格設定になりやすく、交渉が難航したり、情報の公開ペースが遅れたりするリスク」を感じました。このため、仲介会社選びにおいて、その対応や価格設定を慎重に見極める重要性を強調しておきたいです。
【リスク回避】購入前に「安心」を買うインスペクション戦略
瑕疵保険は「自費インスペクション」で守りを固める
築年数の経った中古物件では、住んでから発覚する「隠れた欠陥(瑕疵)」が最大の不安要素です。これをカバーする瑕疵保険に加入するためには、専門家によるホームインスペクション(建物状況調査)が必要です。
別の物件を探していた際、私たちも非常に良い物件に出会いましたが、上記の強気な専任媒介物件を検討中に、「ホームインスペクションは自腹で」と言われてしまいました。私たちはリスクを避けるため、一度10万円ほどかけて別の業者に依頼し、インスペクションを実施しました。結果は、聞かされていない懸念のオンパレードで、自分たちではわからない問題を専門家から聞くことができ、本当の物件の価値を知ることができました。
この経験から、瑕疵保険のための費用(自費インスペクション)は、「無駄な出費ではなく、リスクを回避するための必要な先行投資である」と確信しました。
【交渉の武器】「現状引き渡し」の物件価値を見抜く
壁紙、網戸…「リフォーム前提の物件」をチャンスと捉える
予算内で理想の物件を手に入れるための秘訣は、「見た目の悪い物件」をチャンスと捉えることです。
私の購入した物件も、家の中がペットにより壁紙や網戸とかボロボロで、全て現状引き渡しでした。その分、相場よりお安めだったと信じています。
リフォームが前提としている買い手にとって、見た目が悪い「現状引き渡し」の物件は、価格交渉の余地が生まれやすいというメリットがあります。
まとめ:「合う物件」は見つかるまで粘り強く、見つけたら即断
中古物件探しは、短期決戦と長期戦、両方の要素を兼ね備えた戦略です。
私たちは、数年かかっても良い、という心持ちで、心の底から「これだ!」とビビッド来る物件との出会いを待ち続けました。そのために必要なのが、「合うところが見つかるまで紹介してもらう粘り強さ」です。
しかし、いざ物件が出た瞬間は、迷っている時間はありません。「情報の鮮度」が命であり、「後悔のない即断力」で掴み取らねばなりません。
あなたの時間をかけて築き上げた「理想の暮らし」の土台となる、最高の物件を見つけてください。この戦略的行動が、あなたの人生の「次のステージ」へ進む揺るぎないMotive(原動力)になることを願っています。
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